キリマンジャロの頂を最後に! -アンタナナリヴ~ナイロビ-
written by kuro
マダガスカルを去る日。
彼らの生活に触れ、一緒に冒険をして、きれいな海を見て、美味しいご飯を食べて、ここにしか存在しない動物を見て。
充実した濃厚な1ヶ月は、いつまでも忘れられない記憶になるだろう。
ケニアのナイロビへと向かうマダガスカル航空は、遂に遅れる事も無く飛び立った。
マダガスカルに来る時は、真っ暗で何も見えなかったフライト中の時間。
今回は、感慨深い想い出と共に、景色を楽しむことができそうだ。
それにしても、今回の飛行機の乗客が少ない。
1人で6席以上を確保できるほど、座席がガラガラに空いている。
独占路線とはいえ、採算とれてんのかねえ、マダガスカル航空。
色々と考えながら、外をぼーーっと眺めていると、
しばらくして機長から、機内放送が流れてきた。
「左側に、キリマンジャロ山が見えて来ます。」との事。
一斉に、進行方向右側、中央の座席に座っていた乗客が左側に移動をして窓を覗く。
おれらは、ちゃんと左側の座席を予約済み。
行きもちゃんと、右側の座席を予約してたんだけど、真っ暗だったからね。
「おっ、あれかあ。」
キリマンジャロ山の、お目見え。

確かに、今まで飛行機から見えた山の中でも、標高が高い分インパクトが強く感じられた。
この後、キリマンジャロ山の近くにあるモシという町にも立ち寄るつもりだけど、登頂する予定はない。
山に時々は登ったりもするけど、今の所そこまでの情熱は持っていない。
こうやって、贅沢に上から眺めるぐらいが丁度いいかな。

来る時には、見れなかったキリマンジャロの頂。
最後には、しっかりと姿を見せてくれて、マダガスカル編のクライマックスを締めてくれた。
人生においても、すごく貴重な時間を過ごせたマダガスカル。
騙されたと思ってでも、一度は行って見てほしい国。
できることなら、1ヶ月ぐらいの期間で。
おれらも、また必ず行きたい国。
この旅で周った沢山の国々の中でも、ちょっと特別な存在。
行く前は、バオバブの木のイメージが圧倒的に強かったが、今は違う。
そこで暮らす素朴な人々のやさしさ、純粋で真っ直ぐな目、本当に必要な物、ゆっくりとそこに流れる時間。
現代社会に少し疲れを感じてしまった人も、一度行って見るといいよ。
忘れかけている本当に大切なモノが、また見えるようになるかもしれない。

