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食あたりだったんか・・・ -イースター島-

4月 4th, 2011

written by kuro

やっぱり島はいいなあ。

一人、夕日を眺める。

初日の夕日

あれ、一人?

そうなんです。カヨさんはどうやら体調がいまいちのようだ。

前日の夕方、サンチャゴにて。

経由する度に泊まっているフォレスタホテルに愛着が湧いてきたので、ホテルのレストランにて食事をする。

直後のカヨ、吐き気、胃痛、頭痛で具合が悪くなる。

うーむ、ビーニャ・デル・マルで魚市場に行った翌日から胃痛と吐き気を訴えていたが、少し経つと治まっていたので大丈夫だろうと思っていたが今回はひどい。

手足、腹にも湿疹ができている。最初はダニに刺されたのかとも思ったが、そんなことは無さそうだ。

寄生虫でも食べていたのか?生でも食べたからなあ。もしくは使用していたキッチンに菌が増殖していたとか。それも十分に有り得る。

日本で元同僚からもらったバファリンを飲むことにした。

10分も経たずに、さっきまで弱っていたのが嘘のように目の前で踊りだす。

しかもずっと・・・。

アホか、心配したおれがバカだった。いや、バファリン強しということか。

まあこれで安心してとりあえず眠れる。明日はイースター島行きのフライトが早朝だから、AM5:00起きだしね。

「気持ち悪い・・・」

アラームで起きた後の、カヨの一言。

またか。「ずっと踊ってたからだろっ!!」という気持ちは抑えて、心配する。

そしてまず吐く。吐いて少し楽になったようだ。

病院に連れて行くことも考えたが、イースター島にも病院はあるからと、相談の上とりあえずは向かう事にした。

島に滞在する10日間分の自炊用食料も買い込んでいたし。

イースター島の食材の物価は高く、サンチャゴの3倍くらいなので、みんな買い込んでいく。ビールとかワインはほんの少し高いだけと聞いていたので現地で調達することにしていた。

サンチャゴからは国内線になるので、食材の持ち込みに厳しいチリでも問題はないという訳だ。リマからのフライトでは厳しくて持ち込めないようだ。

AM6:30空港に到着。タクシーにも揺られ、だいぶ元気がない顔をしている。

フライトチェックイン後、空港のトイレで思いっきり吐いたようだ。

吐くものが無くなったと、また少し楽になる。

笑顔で機内食を食べている。

食後、LAN航空の座席備え付きの映画を楽しんで鑑賞する。

ふと横を見ると、完全に固まった顔をしているカヨを発見。

気持悪いらしく、あまりしゃべることもできずに微妙にうなずいて、必死にこらえているようだ。可哀そうに、機内食なんか食うから。

救いだったのはトイレが真横にあったこと。イースター島行きのフライトは、やはりみんな窓側に座りたいらしくおれらも早めにチェックインしたにも関わらず通路側の席しか空いていなかった。

遅くともフライトリコンファームした時には、座席指定したほうが良さそうだった。

島に到着後、お目当てのペトロアタムという宿の客引きも空港に居たのでとりあえず即決する。空港内で購入した方が安い島内の国立公園のチケットも購入。

宿に向かう客引きの車の中から、海の近くにモアイが何体か見えた。

そうか、ついにイースター島に来たのだ。

空港に到着した時は、若干雲が多く雨もパラついたりしていたが、宿に着いて少しすると一気に晴れてきた。

島の天気は、晴れている日であっても何度かは雨が降るとのこと。雨が降った後でもそんなに湿気を感じずに、日差しは強くT-シャツでも暑いぐらいだった。この日は少し風が強く吹いていたのでちょうど良い体感温度だった。

この日は島を散歩。

島にはモアイが溢れていて、モアイがアイスを売ってたり。

モアイ

まあ、もちろん観光の目玉だしね。

モアイは実は悲しい遺跡の象徴。

17世紀、モアイを作り出す事に労力を費やすあまり、島には食料が無くなる。

食料を奪い合う部族同士の戦争が始まる。そしてこのモアイ戦争の後には、戦うことに長けている戦士層が権力を得ていくことになる。

戦士達は、不思議な力を持つとされるモアイの目を恐れて、全てモアイをうつ伏せに倒してしまう。

守り神のモアイが、食料不足と共に戦争を引き起こしてしまった形だ。

その後19世紀になると、捕鯨船、真珠採取船などの欧米の船乗りが大勢上陸する。

1805年、アザラシ狩猟船が人手をまかなう為に島民を無理やり船に乗せるが、奴隷になることを拒み、全員死を選んで海に飛び込む。

その後も続く奴隷狩りに、王やその身内、神官なども含まれ、島にはほとんど人がいなくなる。

数年後、島に戻ったのはわずかな人数で、島の貴重な文字を読める人もいなくなってしまった。

その為、イースター島の歴史や遺跡には多くの未だに解明されていない謎が残されている。

観光客で溢れているこの島だが、実はそんな悲しい歴史があった。

今と変わらないきれいな海、この過ごしやすい気候を同じように肌で感じていた人達が、そんな悲しい末路を辿ったということが少し信じられなくなる。

それくらい、この島には平和で穏やかな過ごしやすい空気が流れていた。

散歩途中に、のどが渇いたと入った海沿いのレストランでマグロのセビッチェを発見。二人ともマグロという言葉に飛びつく。

やはり日本人は、マグロが大好き。

マグロセビッチェ

そしておいしい!!魚で食あたりになっているかもしれないが、我慢はできるはずもなく食す。

今日は軽めの散歩で終了。

体調不良のカヨさんと一度宿に帰った後、一人で買い忘れた水を求めてまた村の中心地に繰り出す。

あ、夕日の時間だ。

そのまま、海のほうまで歩いていく。

遠目にモアイの後ろに日が沈んでいくのが見えてきた。

夕日

こいつは、レプリカ(複製)のモアイでした。

その近くに本物のモアイがいる。

どうやらイースター島も夕日がきれいに見えるようだな。

リアルモアイと夕日

帰ると少し元気になったカヨさんがおりました。

やっぱり、寄生虫か何かだったんかなあ。

食あたりの時は、あまり食べるのは止めて胃を空にしたほうがいい。

と、本人が言っていた。

Comment » | 09.チリ

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