Archive for 4月 11th, 2011


ミサとオロンゴ -イースター島-

4月 11th, 2011

written by kuro

何をしていても、時間がゆったりと流れている気がする。

ここはそんな島だった。

昨日も、レンタカーで朝日を見に行っていた。

イースター島のこの時期の日の出は遅く、8時15分くらいだった。

唯一、朝日を背に見えるモアイ、15体がいるアフ・トンガリキまで車を走らせる。

実質所要時間は宿から30分だが、真っ暗で馬がいる道を走るのでほんの少しだけ時間に余裕があったほうがいい。

AM8:25の朝日?

朝日

海から出たての朝日は水平線近くの雲に隠れていましたとさ。

帰りながら雲を越えて昇ってきた朝日は最高にきれいだったが、こちらは村に向かって急ぎ車を走らせていたので写真がない。AM8:40ぐらいが朝日のベストタイムだったようだ。

そんな朝日を犠牲にして、急いで帰ってきたのには理由がある。

イースター島 ハンガ・ロア村の教会で、毎週日曜日AM9:00からミサが行われるのだ。11時からもあるらしいが、レンタカーの返却時間前に他に行きたいところがあるので9時からを選択。

まあ、あまり教会のミサとかに行ったことのない自分としては見る価値はあったのかな。

ミサに多数回参加したことのある経験者の話だと、「話が長くて、割と普通」とのこと。

村の集会所でもある教会の裏には駐車場もあり、結構な人が集まっていた。ハンガ・ロア村民の習慣にはなっているようだ。

宿のモアイを掘ってくれたおじいちゃんの姿もそこにあった。

ミサが始まり、ちょっと長い神父の話し(ほとんどスペイン語、たまに英語で挨拶)で始まり、その後絵は、みんな結構大声で歌っている讃美歌が響き渡る。

貢物をして、施しを受けて、またみんなで歌う。

驚いたのは、隣の人とみんなで手を繋いで歌う場面もあったこと。手を繋いで歌うことは、あまり他の教会ではないとか。

そして終わると、前後左右の人達と握手をしたり、軽く頬にキスをして抱き合ったり。

こうして毎週、村の人達が同じ場所で顔を合わしているということだ。

観光客で日本人のおれらにも全く同じように接してくれた。慣れない習慣にちょっと恥ずかしかったが。

島に一つしかない教会にみんなが集まって、お互いの顔を見て話す機会が毎週あるから、この島には平穏な空気が流れているのかな。

日本の都会では、隣人の顔も知らないことさえあるのに。

ミサの所要時間は1時間強。もう少し早く終わるものだと思っていた。

ミサ

ミサが終わった教会の外では、エンパナーダ(肉詰めのパイ)、セビッチェなどが安く売られていたので、朝食としていただいた。

レンタカーを返す14時までにもう一つの観光名所に向かう。

オロンゴの儀式村だ。

近くには火山噴火後に湖になった火口湖もあり、神秘的な場所だった。

入園料が掛かり、入口の手前でも火口湖が見えるので、入園しない観光客もいるようだが、イースター島の歴史にも大きな意味がある場所なので行く価値はあると思った。

火口湖とモトゥヌイ等

モアイ倒しが始まった17世紀以降、モアイを倒してしまった戦士達は、モアイからマナ(聖なる力)を与えられていた貴族達のような力を持っていなかったので、ある儀式によって力を得ようとしたのではないかと推測されている。

その儀式が「鳥人儀礼」と呼ばれるもので、1年限りの神聖な王「タンガタ・マヌ(マケマケ神が姿を変えた鳥人)」を選び出すものだった。

鳥人として神聖な王になった部族の戦士が、1年間宗教的、政治的実権を握るという、とてつもなく大事な儀式。

驚くべき儀式の内容は、戦士達が自分の部下を一人選び、選ばれたそれぞれの部下達が海に浮かぶ島「モトゥ・ヌイ島」まで泳いでグンカンドリの卵を持ち帰るというもの。

最初に持ち帰った部下の上官である戦士が鳥人として王になる。

鳥人となった戦士は、髪をそり、布をくくりつけてもらう。そして神のように踊りながら「アナ・カイ・タンガタ」の洞窟で食人したという。

卵を持ち帰れなかった部下の中には、島に残ったまま死を待つものもいたという。

力のある戦士ならではの、実力主義社会の儀式といったところか。

儀式村の中には、53の石室と、鳥人が描かれている岩絵もあった。

石室と岩絵

来るまでは全く知らなかったが、このオロンゴの儀式村はモアイと並ぶほどの重要な場所であるようだった。儀式の様子は、今日ではショーとして語り継がれている。

この日はレンタカーを返し、いつものように夕日を見てビールを飲んで就寝。

その翌日もレンタカーで島を一周して、釣りをして、こりずに海に潜る。

そんなアクティビティがおれにとっての一番の楽しみだったかな。

魚はちゃーんと夕ご飯になり、お腹が満たされるといつものように、のんびりと夕日を見にいく。

夕日

芝生の上に座り、ただぼーっとモアイと夕日を眺める。

毎日の日課となっていた。

今日はめずらしく夕日の後に、またノコノコでかけて行った。

夜は、ハッチャケnightってかっ!?

こちらラパヌイダンスショー!!

ショー

一番右の男の笑顔が妙に・・・。

イースター島でも5ヵ所ぐらいの場所で行われているショーで、前述で述べた鳥人儀礼なども演じられるエンターテイメントだ。

別に観客がそんなにハッチャケている訳では無かったが、ダンサーはかなりノリノリで踊っていて見応えがあった。

時間は、夜の9時ぐらいから2時間半ぐらいで、色々な衣装でダンスを楽しませてくれる。

ビール片手にワイワイしながら鑑賞!観客も時々ステージに連れていかれる。

男達はちょいハミのふんどし一丁だが、お構いなしに激しく踊る。

ショー

思っていた以上に踊りのクオリティーは高く、飽きず見続けることができた。

このショーもぜひ見に行ったほうがいいと思う。

いい気分で宿に帰りながら、ふと空を見ると星がたくさんでていた。

真っ暗なオープンテラスの椅子に座り、夜空を見ながらこの日もビールを飲む。

眠くなったらベッドに倒れる。

こんな日がずっと続いたら良いのにと思ってしまったり。

だめか・・・。

Comment » | 09.チリ

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