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キャンピング・ジョリー -ヴェネチア-

7月 31st, 2011

written by kayo

ヴェネチアは宿代が高い!

でもお手頃に泊まれる場所がありました。

Camping Jolly

「Camping Jolly」というキャンプ場。

観光地のヴェネチア本島ではなく、近くのヴェネチア・メストレという場所にあります。

Camping Jolly

広い敷地内にはキャンピングカーがずらり。

持参のテントで泊まってる人もいます。

Camping Jolly

施設も充実していて、レストランや売店、プールにジムまであるんです。

広々として緑が多く、おもいっきりのびのびできる。

Camping Jolly

私達が最初に泊まったのはバンガロータイプの部屋。

造りは簡単だけど、綺麗で清潔だし、エアコンもあるしで快適そのもの!

これが2人で39ユーロ(4,680円)です。

延泊したら2日目はなぜか27ユーロ(3,240円)にディスカウントされてました。安い!

Camping Jolly

さらに延泊しようとしたらバンガローは人気で埋まってしまっていたので、テントタイプに移動。

これは数がいっぱいあって、オンシーズンの週末でも予約無しで泊まれる様でした。

料金は1人14ユーロ(1,680円)。1人旅の人は特に助かるね。相当混んでない限りは、基本個室だと思います。

バンガローには劣るかもだけど、こっも全然あり!

あまりに居心地が良くて、何だかんだで6泊しちゃいました。

西欧は宿代も物価も高いからゆっくりできなくて、どんどん移動をくり返して疲れてた所だったから、やっとリラックスしてのんびりできて嬉しかった。

毎日ヴェネチア本島へのシャトルバスも出してくれてるから、観光も問題無し!

クロが前回のブログで書いてるけど、美味しいピザレストランも徒歩10分の所にあるし、キャンプ場で1日ゆっくりするのも全然ありだと思います。

ホームページの【宿情報・イタリア】に行き方や詳細を載せてるので、泊ってみたい人はどうぞ。

こんな感じで快適に過ごしてたんだけど、一晩眠れない夜を過ごした事がありました。

滞在者はほとんど欧米人。夏休みシーズンのせいか若者が多い。

テントに泊まった一日目の夜、知り合ったばかりと思われる若者男女8人くらいが、テントの前で飲み始めました。

テントとテントの間の狭い通り道にビールや私物を広げて座り込んでて、ちょっと邪魔だったんだけど、通ろうとするとよけてくれてたし、「Sorry」って1人の女の子が毎回必ず言ってくれてたし、まぁ良いかなと。

もちろんテントは壁じゃなくて布だから、周辺の音や声は丸聞こえ。

夜中の2時まで騒がれたけど、まだ若いし、夏休みの旅行中ではっちゃけたいのも分かるし、欧米人ならではのノリも理解できるし、温かい目で見守りました。

すごく私達の独断と偏見なんだけど、ちょっと目立たないというか、おとなしい感じの子達だったから、異性との出逢いを楽しんでほしいなっていうのもあって。

そして次の日の夜。また昨日と同じ様にテントの前で飲み会が始まりました。

だけどちょっと昨日とは様子が違う。妙に人数が増えてるし、妙にさらに広がってるし、妙に堂々としてる。

通ろうとしてもあんまりどいてくれないし、唯一「Sorry」って言ってくれてた女の子も言いはするものの、

「ソオゥリ~イ♪ヒューヒュー!!」

みたいな感じになってる。謝罪の念が気持ち良いくらいに一切伝わってこない。ちなみに「ヒューヒュー」は実際には言ってません。イメージで。

完全に調子に乗り始めちゃった気配。誰も文句言わなかったし、うちらもニコニコしちゃってたもんなぁ。

まぁ、また2時位にちゃんと撤収してくれれば良いかなと思って、何も言わず。

ただ明日は朝9時にヴェネチア本島に行くバスを予約してるし、オンシーズンで観光客まみれで疲れるのは目に見えてるから、ちゃんと寝ておきたい。

そして迎えた、暗黙の約束の2時。

まだ飲んでる・・・。

しかも超盛り上がってる・・・。一体何人いるんだよ・・・。

明らかにベロンベロンまで到達してる輩が数名いる・・・。

ちょっとこれは勘弁だなぁ。眠れなかったのでトイレに行くと、騒がしいのはキャンプ場の端っこのうちらのテント周辺だけで、後はひっそり静か。

何でこんな所で飲むんだろうと思ってたら、スタッフから完全に死角で注意も文句も来ないからなんだと思われます。

トイレから戻ってくると、夜中の2時半からパソコンで音楽をかけ始めようとしてたので、さすがにおい待てよと思い、クロさんに一言物申してもらいました。「もうちょっと全体的にボリューム下げてね。」と。

すると素直に聞き入れてくれて、静かにしてくれるかと思いきや、すでにベロンベロンの輩達の制御ができなかったようであんまり変わらず。

しかもその輩達を静めるための「シィーーーーッ!!シィーーーーーーーーーッ!!!」ってのがまたうるさい。

結局騒ぎは3時半まで続きました。

やっと寝れるって思ったものの、しばらく溜め込んだムカムカ・イライラでなかなか寝付けない。

それでもどうにかウトウトし始めた頃、またしても異変が起こりました。

隣のテントから聞こえてきた、韓国語・・・。

コショコショ話じゃなくて、何か熱い。スピーチしとんのかいってくらい、何か熱い。つまり、うるさい。

すぐ終わるかと思いきや、どんどんヒートアップ。寝てる真横で演説されてる感じ。

クロが途中に出た英単語を聞きとった所によると、どうやら歴史トークをしてる様子。

明け方4時に、歴史語んなよ・・・。

韓国人好きだし、私はもうどーでも良いやって感じだったんだけど、今度はクロの方がイライラしてきた様で、「Hey!!」って叫んでテントをバンッ!!って蹴りました。

すると、一瞬でシーーーン・・・。

だけどしばらくすると、今度はコショコショ話で歴史トーク再開。

何で?本当に今、そんなにそれ必要???

結局ほとんど眠れないまま、朝を迎えました。

テントの外に一歩出ると、他のテントはみんな綺麗に入口が閉じられ、あんなに騒いでた欧米人達が中で気持ち良さそうにすやすや眠っている姿が透視できました。

私達はほぼ寝てない上に、これから人混みの中を1日観光して来なければならないっていうのに。

「ラッパでも吹いたろか・・・。」

本気でそう思ったけど、1年以上にも渡る長期旅でラッパなんか持ってるわけもなく。

その時ふと、あるものの存在を思い出しました。

防犯アラーム

これ、防犯アラーム。210円て書いてあるけど、100均で購入したものです。

私は欲しくなかったんだけど、クロさんに持っといてと強要され。

旅に出たもののやっぱり使わないし、何度も日本に荷物を送る際に一緒に送り返そうとしたんだけど、その度にクロさんに「まだアフリカがあるから。」とか言われて止められ。

でもさ、これ、防犯ってなってるけど、いざという時にこれを鳴らしたもんなら、逆上されてグサッとかやられちゃう可能性もある気がするんだけど。

私の中では成功率5分5分なんじゃないかっていう、妙に納得いってない一品なんです。ギャンブル性を感じる。

日本で小学生がランドセルにつけてるのは効果がありそうだし理解できるけど、海外の危険な場面でこれに助けてもらえる気がしない。

そんな感じで持て余していた一品を、ついにここ、ヴェネチアで使う時が来たのかもしれない。

いそいそと防犯アラームの入ったバックパックに手をかけた時、ふとある光景が頭を過ぎりました。

プールサイドで、すっぽんぽんにサングラスだけかけて、お尻をプリプリさせて走り回っていた赤ちゃん達。

そう、ここには家族連れも多く、罪のない愛らしい赤ちゃん達が沢山いたのです。

もし私が、朝っぱらからこの防犯アラームを大音響で鳴らしたもんなら、キャンプ場内にいるあの天使達がビックリしてしまうんじゃないか。そんな事は絶対に許されない。

バックパックにかけた手を降ろしました。

復讐よりも、愛が大切だと悟りました。

キャンピング・ジョリー、ありがとう。

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