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タクシーがぼってくる理由 -アンマン-

10月 31st, 2011

written by kuro

アンマンで苦戦したこと、断トツでNO.1。

【タクシーッ!!】

まずは、なかなかタクシーが捉まらない。

何故なら、アラビア語が話せない旅行者だから。アラビア語の地図を見せても、面倒な顔されて断られたことがある。

強硬で乗車した後に、ギブアップされて降ろされたことも数回ある。

何故なら、ヨルダンの現地の人々もタクシーを頻繁に利用するから。

おれらじゃなくても、需要があるってこと。

毎回、英語を話せる仲良くなったタクシードライバーを呼んでもいいんだが、料金は交渉制だし、ちょっとだけの距離を呼びつけて頼むのも気乗りしない。

ホテルのスタッフに、毎回お願いするってのもなんか違う。

現地の人と同じように、メーター制でタクシーに乗ると安いんだなこれが。

ちょっと乗るだけなら0.5ディナール(55円)、少し離れたレストランに20分ぐらい乗っていても2ディナール(220円)もしない。

英語がしゃべれる交渉制のタクシーとかに乗ると、倍ぐらいで請求される。

調子の良いメーター制のタクシーのおっさんにお願いをしたら、OK, OK, って全然違う場所に連れていかれたこともある。

お金以上に、時間の無駄・・・。

大変だったなあ。まあ、おれらがアラビア語しゃべれないのが全てなんだけどね。

そんな宿近くの大通り。

タクシーは1分も待たないで通っている。

アンマンのタクシー

そんなタクシー事情を、最終日に少しだけ聞くことができた。

アンマンから、ペトラ遺跡のあるワディ・ムーサへバスで行くために、バスターミナルまでタクシーにまた乗る。

今回はバックパックまで持っているから、余計にタクシーが捉まらない・・・。

ようやく一台のタクシーが目の前で停まってくれたが、すぐに近くでタクシー待ちをしていたおばさんとかもこっちに寄ってきて、横入りしてこようとしてくる。

おれらは負けじと、行先も告げずに先にバックパックを詰め込んで乗り込む。

普通にメーターをセットしてくれた彼の名前は、フェディ。

しかもラッキーなことに英語がペラペラだった。

ここぞとばかりに、話の流れでタクシーの現状も教えてもらった。フェディは、うれしそうに包み隠さず色々と教えてくれた。

元は口紅に関わる研究所で働いていた。その時の月給は、300ディナール(33,000円)。

タクシードライバーと給料が変わらないので、働く時間が自由なタクシードライバーに転職したのだという。

タクシードライバーの給料も、平均で300ディナール(33,000円)。

タクシーの車は、会社から借りていて毎日30ディナール(3300円)払わなければならない。

ガソリン代が1日平均、10ディナール(1100円)かかる。

ってことは・・・

毎日働くとして計算したとしても、300ディナール(月給)÷30日(1ヶ月)=10ディナールを純利益として1日平均で稼がなくてはならない。

それに、車のレンタル代30、ガソリンの10を足しすと、50ディナール(5,500円)が一日の売り上げとなる。

客単価が、0.5ディナール~2ディナールで、平均は1.2ディナールぐらいだという。

50ディナールを1.2(客単価平均)で割ると、41.7ぐらいになる。

つまり、毎日40人ぐらいは客を乗せなければならないということ。

それで、日給10ディナール(1,100円)ぐらい。

そりゃ、大変だわ。

タクシーが、ぼってくるのも、メーターなら話が通じる現地人を乗せたい理由がなんとなくわかったよ。

面倒な分、もしくは英語が話せる分、ちょっとだけツーリスト価格で払ってもいいのかもね。

ちょっと、反省。

そんな内情を気軽に教えてくれたタクシードライバーのフェディは、最後までメーターを使って最短距離でバスターミナルに連れて行ってくれた。

挙句の果てに、「楽しかったから、もしお金が無いなら払わなくてもいいよ。」とまで本気で言ってくれた。

もちろん、普通に少しだけ色をのせて払ったよ。

貴重な話をしてくれてありがとう。

旅行者は、現地の人と同等に対応してもらおうとする前に、彼らの事を少しでも知る事の大切さを改めて感じさせられた。

アラビア語しゃべれないのに、対等に扱ってくれってのもねえ・・・。

ちょっと、考え直さないとなあ。

Comment » | 29.ヨルダン

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