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気球に乗って -ギョレメ-

10月 8th, 2011

written by kuro

ドミトリー宿泊だったくせに、なんとPM9:00には2人とも眠ってしまっていた。

海外のスクーター2人乗りで、安全第一と気が張っていて少し疲れていたのかな。

AM3:00には目が覚めてしまっていた。じーさんか・・・。

いやいや、早寝は予想外だったが、早起きは予定通り。今日はAM5:30にはお迎えが来るのです。

なーんと、2人とも人生初の気球に乗るのだっ!!宿で頼んだ料金は1人110ユーロ(12,000円ぐらい)。

まあ、安くはないけど、そこにもお金で買えない何か価値があるのか否か、経験してみたいし、空をのんびり流れる気球に乗ってみるってのは、ただ単純に楽しみでもある。

初体験ってのは、いつでも想像するだけでワクワクして楽しいよ。

迎えにきたミニバスに乗り込むと、たった5分ぐらい走った場所で降ろされる。気球の会社のオフィスがある所だった。

おっといるわ、いるわ、気球に乗るべく早起きして連れて来られた人達がおれらが頼んだ会社だけでもざっと100人以上。

広い待合室には、暖房が効いており、クッキー、ドーナツなどの軽食と、紅茶、コーヒーなどの温かい飲み物が並んでいた。

かなり朝は寒かったので、うれしいサービス。

ワイワイとその辺の人達と話しながら、待っていると思わぬアナウンスがっ!!

「今日は、風が強いのでもうしばらくお待ち下さい。少ししてから決行か、中止かお知らせします。(英語)」

「えっ!?」 そんな事あるんかい・・・。

おいおいって思いながら、外の椅子で座って待っているのだが、やっぱりまだ寒くて温かい待合室に引き返す。

仕方がないけど、早起きしたのに今日は中止ってのは嫌だなあ。また明日も早起きしなくちゃなんないし。

暇だったので、気球会社のスタッフに聞いてみた。風が強くて中止になることは結構あることなのかと??

中止になることは、まあ勿論あるんだと。安全第一で気球に乗ってもらっているんだって。そりゃそうだよね。

スタッフは続けて話してくれた。

「でも今日は、きっと大丈夫だよ。この時期は明け方には風が収まるから。」

言葉通り、1時間近く経ち空が明るくなりだした頃、GOサインがでた。朝、寒い中待っていた多国籍の観光客の表情が一気に明るくなった。

日数に余裕があるおれらでさえ、すげえうれしかった。

またミニバスに乗り込むと、今度は15分くらい郊外に走って行く。到着した場所では、すでに気球に熱を送り込みスタンバイしている姿があった。

離陸準備

今か今かと、みんなで待っていると、気球は上を向き地から浮く前の段階で乗り込むように声がかかる。

みんなで助け合いながら乗り込む。バスケットの中はしきりで分かれており、みんなが外側に位置して景色を眺められるような造りになっていた。乗客は全員で15人くらいだった。

安い会社に頼むと、内側に乗せられ外が見えにくくなるというから要注意。

気分は、どんどん盛り上がっていき中央で熱を送り続ける炎に照らされる気球の内側までもすごくきれいに見えてくる。炎の近くは、もちろん温かい。

そろそろ出発の時。

ファイア

テイクオフ。

スーッと、全く違和感もなく、自然に空へと浮いていく。

これが、気球なんだ。

飛行機とは違って、やさしく空へと向かって行く。

飛行機とは違って、顔や体がガラスに拒まれずに外気を感じている。

飛行機とは違って、真下の地上でさえ覗き込める。

出発

周りの気球もどんどんと浮上して、空の移動が始まる。

カッパドキアの奇岩群の上を、流れる様に移動していく。

気が付くと、周りは気球だらけ。確かにすごい景色かもね。

気球たち

気球は、無線で連絡を取りながらぶつからない様に順番にアップダウンをしてくれる。

乗っているバスケットの向きも何度も、何度も変えてくれるからどっちの向きに乗っていても空の浮遊と周りの景色が十分に楽しめる。

この時、おれらの気球は地上から500メートル以上に位置している。

気球にカッパドキア。いやあ絶景だねえ。

上空へ

紀元後4世紀頃に住み始めたとされる岩窟住居も上からこの通り。

遺跡

1時間ほど遅れたせいか、寒いと聞いていた気球の空旅はあまり寒くは感じず。風もあまり吹かず、ただ朝の空気が気持ち良かった。

気球は、奇岩群の上をすれすれで飛んだり、他の気球とくっついてみて飛び続けてみたり、飽きさせずにそして安全に飛び続けてくれた。

カヨは、奇岩群の中を走るキツネまでも上から目撃することができた。あれっ?おれは2回とも見逃した。

こんな風に

おれもカヨも乗客みんなも、気持ち良さそうな顔をして、カッパドキアの奇岩を眺めたり、他の気球達を見ていたり、少し雲に遮られた朝焼けを眺めたり、流れる雲と空の青さをただ眺めていたり。

こんな時間の過ごし方も贅沢だな。

気球に乗ってみて本当に良かったな。空に浮かびながら心から思った。

おれらの気球はかなり先頭で空を流れていたので、後方の追ってくる気球達を一望することができた。

ふと、地上に目をやると気球を運ぶ為の車が、おれらを追いかけてきていた。

短い空旅の終わりの時間が迫っていることを悟る。

降下地点へ

静かに浮くように飛び立った気球は、着陸する時もまるで音も感じさせないほど静かに車に引かれた台車の上に降り立った。

おれらの乗っていた気球のパイロットは、上手だった。

地上で待ち構えていたスタッフが、綱引きのように縄を引っ張り、そのうちぶら下がって気球の動きを終息させる。

ファイトー

お疲れさん。

まるで生き物の様に静かにフワッと飛び立ち、自由にゆったりと浮遊して、着陸してからも完全に熱が抜けきるまでまだ飛びたいと言わんばかりに少し暴れていた。

初の気球体験は、期待していたより楽しかったなあ。また乗りたいと普通に思ってしまった。

フライトの終えたおれらには、シャンパンが振る舞われ、全員に搭乗証明書が手渡された。

乾杯

一緒に乗っていた人達の国籍も様々で、ヨーロッパ各国の人々、中国、韓国、アメリカ、ニュージーランド、フィンランド。

カヨも大好きなフィンランドを思い出しながら、フィンランド人カップルと話に花を咲かせていた。

ニュージーランド人のミミおばさんは、乗る前の記念写真中にデジカメのバッテリーが切れてしまって唖然としていたので、空旅中一緒に写真をとってあげた。

ニュージーランド、オーストラリアでも気球に乗ることができるけど、管理体制が甘いところがあって時々事故が起きているんだって。

カッパドキアでは、危機管理体制が厳しくほとんど事故は起きていない。

初乗り、おススメです。

宿に戻ったのは、AM8:30。気球に乗っていたのは、実質1時間ぐらい。

それでも大満足だったなあ。

カッパドキアの地形というより、単純に気球に乗ってみたっていう経験と、期待以上の楽しさにちょっと感動まで覚えてしまった。

その後は、完全に昼寝タイム・・・。

夜は、トルコを代表するカッパドキア赤ワインで乾杯。

トルコワイン

カッパドキアは、観光地だからだろう。

気軽でおいしいレストランが多かった。チキンウイングなんかもあったりした。

ワインも飲めて、夜も満足。

トルコ料理

ときにはなぜか 大空に旅してみたく なるものさ。

遠い昔によく聞いた歌詞。

そんな気持ちがやっと今になってわかった気がした。

どこまでも

気球に乗って どこまでいこう

そこに なにかが まっているから♪♪

一度でいいから、ずっとあきるまで気球に乗ってみたいかも。

新たな欲望が生まれました。

Comment » | 28.トルコ

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