Archive for 10月 29th, 2011


マティアスとのくだらない約束 -エルサレム-

10月 29th, 2011

written by kuro

土曜の午前中の新市街。

ユダヤの安息日(金曜夕方から土曜夕方まで休む)のことをすっかり忘れていたので、来てしまった・・・。

店は、ほぼ全滅。

路面電車も走っていないし、人通りもかなーり少ない。

エルサレム新市街

イスラエルを去る日が近づいてきたので、最後に死海グッズとかでも買おうかと思い、フラフラとやって来た訳だが・・・。

買い物どころか、レストランも開いていない。

かなり歩き回り、ようやく見つけた観光客向けのレストラン。

安息日でもオープン

バッファローチキン、ビールにデザート。

せっかく新市街まで来たのに、何もすることが無くなってしまったので少しゆっくりしてイブじいのピースハウスに引き返す。

何しに行ったんだか・・・。

イブラヒム・ピースハウスでのんびりしていると、同じ行動をしてきた男が帰ってきた。

ほとんど閉まっている新市街に行き、まったく同じレストランでビールを飲んできたってさ。

昨日から、イブじいのピースハウスに宿泊しているドイツ人のマティアス。

ボランティアとしてイスラエルに来ていて、これから3ヶ月間ここに滞在するんだって。将来は国連で働きたいんだってさ。

彼とおれには、意外で驚くべき共通点があった。

お互いが気付いた時は、本当にビックリした!

「えっ!!」

なーんと、全く同じブレスレッドのミサンガをしていたのだっ。

ペルーのクスコで買ったやつ。

クスコみやげ

しかもこれ、元はネックレスとしても売っている品物なのだが、見事に2人とも3重巻にして全く同じように身に着けていた。

ちょうど近い時期に、クスコを旅行していた。

同じ32歳。

そんなひょんな偶然から話は弾み、カヨも一緒にずっと色々な話に花を咲かせていた。旅行の話、ドイツの話、日本の話、価値観の話、英語の話、くだらない話。

くだらない話で、ずっと引っ張っていたのがドバイ話。

マティアスは、ドバイを4日間ほど旅行をしたことがあり、これから行くかもしれえないおれらにアドバイスとかおススメをしてくれていた。

ドバイと言えば、七ツ星と呼ばれている超有名なホテルがあるよね。

マティアスの従姉妹が七ツ星ホテルで働いていたことがあるんだってさ。

月の給料はなんとたったの6万円ぐらいだったって。

安いよな。それでも、他のホテルで働く為の大きなステータスになるんだと。

七ツ星ホテルは、一泊10万円・・・。

無理だなあ。とてもじゃないけど、記念日とかでもこの旅では泊まることができない価格。

「泊まってみたいなあ・・・。」3人の共通意見。いや、誰でもそう思うか。

「お金があればなあ・・・。」

「宝クジ当たらないかなあ・・・。」

いやいや、現実的に頑張るしかないでしょ。そこの3人。

「お金持ちになりたいねえ・・・。」

「なるしかないでしょ。」

「お金持ちになれるよ、きっと。」

「そうだっ!!お金持ちになろうっ!!」

「おーーっ!!」

「・・・・・・。」

「お金持ちになったら、七ツ星ホテル、招待するよ・・・。」

「じゃあ、おれも招待するよ・・・。」

「いつぐらいがいいかな?」

「十年後にしよう。」

「うん、そうしよう。」

「電話するね・・・。」

トゥルルルッ!!「ハロー!! クロッ?七ツ星??」

十年後、電話の前で鳴るのをずっと待ち続けている役を演じるマティアス・・・。

そんなくだりで、ずっと笑い続けていた。

小学生レベルの約束・・・。

そんな約束を、イスラエルでドイツ人と交わすとはまさか思っていなかったけど、十年後に楽しみがまた増えたよ。

こういうくだらない約束とか夢話は、すげえ好きだよ。

しかも両方とも、半分は冗談だけど、半分は本気で語っている。

一方通行じゃなくて、両方とも同じような感覚で流れている。

そういう友達は大切だ。

おれは宇宙旅行にも絶対行くつもりでいるしね。

お金持ちにならなければならない理由がまた増えちまったよ。

そんなアラサーの2人・・・。

マティアス

ドイツ人って気が合う奴が多くて好きなんだよね。特にマティアスはえらく気が合いそうな感じだったから、もっと話たかったけど明日はイスラエルを出発する。

ま、十年後ね。絶対にこっちから連絡してやるっ!!

そんなくだらない話をしながら、やっぱビール飲みたいねえって。外に3人で売ってるところ探しに行ったんだけど、近くにはノンアルコールビールしか売ってなかった。

そんな帰り道、ガキ共にからまれる・・・。

おれは空手を知ってるんだぞーって感じで、ポーズを取ってくるガキ共。

空手

おれはなあ、空手をしていたんだぞおって。こっちもポーズを取ってやると・・・。

嬉しそうに、ちょっと真剣な顔して、みんなで飛びかかってきた。

パンチにキックを頑張って見せてくれる彼らと触れているのが、すごく楽しかった。いつまでも子供達は遊んでいたかったみたいだったよ。

どこの国に行っても、これだけは本当に同じ。

空手

子供は、無邪気でかわいいよ。

Comment » | 30.イスラエル

Back to top