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こんな年越しは、素敵すぎるっ!! -アンダヴァドゥアカ-

12月 31st, 2011

written by kuro

大晦日だと言うのに・・・。

悪夢のような夜を越え、泥だらけで到着したムルンベ。

でも、おれらの目指す安住の地はここではない。

外に見えているのは、ムルンベの海。

どうせなら、もっと、もっときれいな海の近くで年越しを迎えたい。

ムルンベ ホテルバオバブ

眠気と、泥の汚れっぷりで、ボロボロのおれら。

数日後に宿泊する予定のあるホテル・バオバブで、朝食を食べながら人を待っていた。

待ち人がなかなか現れないので、椅子を並べて寝転んで仮眠をしていると、どこからともなく鳥がホテルのロビーに迷い込んできた。

青い鳥!?

1時間ぐらいずっと近くをウロウロしていた。

こんなにゆっくり、この鳥を眺められる機会なんてなかなか無いよな。

幸せを運んで来てくれたのかは分からなかったけど、このきれいなカワセミが、少しだけおれらに元気を与えてくれたのは事実。

カワセミの訪問

それほどに、疲れていたんだろう。

言葉も通じない中で、ジェットコースターの様に傾き続け、難民のように泥道を裸足で歩き、雨に濡れて、夜になっても見通しのつかない移動。

そんな移動から、ようやく解放されて心に安堵感はあるが、肉体的にはまだ疲れている。

早く落ち着きたい。

そんな気持ちからと、選択肢も無かったので、4WDの車と運転手を目的地までチャーターした。

ムルンベから、アンダヴァドゥアカまで2時間の道のり。

片道で20万アリアリ(8000円)・・・。かなり高いが、タクシーブルースは年末なので走っていないと言われたし、仕方がない。

アンダヴァドゥアカには、きれいな海が広がっていると聞く。

それに2組の夫婦が先に到着しているはず。

せっかく、マダガスカルに同時期にいるんだし、タイミングが上手く合うならご一緒しようってことで旅人達と連絡を取っていた中の2夫婦。

きれいな海の近くで年越しっていう目的も一致したので、ここまで来たらぜひ一緒に年越ししたいしね。

マダガスカルに行くと確定した時点で、年越しを誰かと一緒にできるなんて考えてもいなかったから、こんな偶然も素敵だね。

そんなアンダヴァドゥアカの海を目指して、最後の力を振り絞り出発っ!!

・・・・・・。

ふぅーーー。

無茶苦茶、エアコン付きの車が快適だった。

窓を開けて気持ちの良い風が外から入ってくる。そんな、ドライブも好きだったけど。

今回ばかりは、エアコンによって作り出される、湿度の少ない空間が最高だと感じてしまった。

未舗装の、のどかな道を進んで行く。

この景色に、すぐに眠気を誘われる。。。

4WDをチャーター

しかし、ドライバーもかなり眠そう・・・。

なんと一度、こっくりしながら茂みに突っ込んだぐらいだし。

それもそのはず、彼は昨日の悪夢のような夜を共に過ごしたタクシーブルースのスタッフの一人。

おれらなんかより、よっぽど疲れていただろう。

移動手段の無いおれらの要望に、年末にも関わらず応えてくれたのだ。

それなら少しぐらい高くても仕方ない。むしろ本当に感謝。

それに、通り道の近くにあるバオバブの木に寄ってくれるという条件付き。

30分ほど走ると見えて来た、道沿いにあるバオバブ。

立派だねえ。

ようやく、イメージに近いバオバブが見れたよ。

バオバブ

大きさは、地に着く幹の太さだと、車の横幅と同じぐらい。

有名なバオバブ並木にあるすらっとしたバオバブではなく、アフリカの他の地域や、マダガスカル南西に多く分布するどっしりとしたバオバブ。

バオバブの幹

触れると、すべすべしている部分が多くて気持いい。

下から見上げても、いい感じだね。

バオバブ上部

でもね、眠気がピークに達していたおれらは、半分寝ぼけながらバオバブに触れていただけで、早々に車に戻る。

なんせこの道は、帰りも通るから。

元気であろう帰り道に堪能すればいいかっ、て思ってしまっていた。

だけどーー、

見えて来た、不思議な集団を前に完全に今度は眠気が覚めた。

それほどにインパクトがあった。

この地域特有のバオバブ達。

遠くに見えていた彼らが、どんどん近づいてくる。

そして、現れた太っちょバオバブ達の集まりっ!!

見ているだけで、愛嬌たっぷり。

おもしろいっ!!

こんな奴ら。

太っちょバオバブ達

見ていると、なんだか今にも動き出しそう・・・。

今にも話し始めそう・・・。

「おう、お前らよく来たなっ!!まあ、楽しんでいってくれよ。」

と、どっしりとした太っちょバオバブ。

「兄貴、こいつらもおれらを切り倒して行く奴らの一味なんじゃねーのか?」

と、横から口を出すバオバブ。

「こんな泥だらけで、汚い恰好してるから違うだろっ。」と、切り返すこいつら。

太っちょバオバブ

・・・・・・

こっちの太っちょ達は、どうらや話し合いの最中のようです。

内輪もめ・・・?

こちらを見向きもしません・・・。

白熱するトークを見守る仲裁役が、傍に控えているので大丈夫だろう。

話し合いの最中

・・・・・・

そして、

こいつらに至っては、完全に自分らの世界に入っている。

躍っている・・・。

バカップルかっ??

ダンスしている

傾いて、完全にリズムに乗っている・・・。

なんだか、楽しそうっ!!

・・・・・・みたいな感じのバオバブ達。

すげえ、不思議な生き物に見える。

本当に愛嬌たっぷり。

太っちょバオバブ、かなり好きかも。。

そんなこんなで盛り上がっているうちに、快適な車はアンダヴァドゥアカのココビーチというホテルに到着。

荷物を降ろしていると、すぐに見覚えのある青年を発見。

ダハブで出会った、ゆうさんだっ。そしてすぐに、まみさんとも再会。

そのまんまって感じで、いかにも真っ直ぐな夫婦。相変わらず、素敵だねえ。

そして、ゆう&まみさん夫婦、アンタナナリボで再会できたカズ&さやさん夫婦と、同じ日のフライトでマダガスカルに来たという、タカオ&アキさん夫婦ともご対面。

みんな大人で、流されないそれぞれのスタイルを持っている人達だから、話をしていると心地よい。なんだか、楽しい年越しになりそうだよ。

笑えたのは、

なんと、先に到着していた2組の夫婦は、イファティの近くでドナドナ的なタクシーブルースに乗ったおれらを見かけてたってさ・・・。

今も泥だらけだし、なんだかお恥ずかしい。

まっ、とりあえず、海で泳いでくるかあーっ!!

アンダヴァドゥアカの海、

本当にきれい。疲れが一気にふっとんだ気がした。

アンダヴァドゥアカの海

マダガスカルの北で訪れた、エメラルドの海とも、ヌシ・イランジャのような青の楽園ともまた違い、これが本当にマダガスカルの人々が好きな素朴できれいな海。

そんな感じがした。疲れていたから余計かな・・・?

海で泳いでいると、すぐに何かを捕まえて来たくなる性分のおれ。

とりあえず、カヨに見せる為の戦利品。

海産物

見栄えの良い魚達が驚くほど居るって訳ではないけど、普通に楽しく飽きずに生き物を追いかけ回していられるぐらいの海。

毎日、海三昧で十分に楽しめるよ。

海ですぐに見つけたバフンウニと、ムラサキウニをすぐに食べてみたけど、取ったバフンウニの身はあまり甘みを感じず、ムラサキウニにはあまり身が入っていなかった。

明日、もう少し他の場所のウニを試食してみようかな。

満足してシャワーを浴び、部屋でしばしまったりしていると、すぐに陽が傾いてきた。

のんびり外に出て、

30分ぐらい、ずっと沈みゆく夕日を眺めていた。

やっと、やっと・・・

夕日

安住の地に辿り着くことができた。

2人だから、心も折れずに乗り越えられたのだろう。

やっと、

オレンジ色に染まる空、ひっきりなしに続く波の音、それにビール・・・。

完璧だな。

この為に、ここまで来たんだ。

その夜は、もちろん忘年会が始まりました。

忘年会

みんないい表情するし、すごく気楽にずっと居られるメンバーだった。

それって最高な事でしょ。全員が気持ち良くノンストレスで時間を忘れて楽しめる。いいねこの空間は。

写真の左右最前列、真っ直ぐな、ゆうさん、まみさん夫婦のブログ ↓ ↓

ゆうとまみの世界一周旅行ブログ

右側ゆうさんの後ろの2人、カッコいいこだわりのある大人、タカオさん、アキさん夫婦のブログ ↓ ↓

300日間 世界一周

ディナーは、やっぱりロブスターっ。

ロブスター

年越し蕎麦なんてものはここには無いけど、満足だよ。

去年の年越しなんて、大雪で冷え切ったニューヨークでピザだもんな・・・。

2人とも、完全に今年の年越しの方が好きだね。

お酒と弾む会話にあっという間に夜は更けていき、みんなで適当にカウントダウンを開始っ。

「10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3,  2,  1,

せーのっ、happy new year-!!」「あけましておめでとう!!」

年が明けるとみんないい気分で、外に出ていく。

天の川と一緒に、沢山の星達が、暗い夜空に所狭しと輝いていた。

みんなで写真を撮っている。

星空

タカオさん、アキさんのカメラは、星をはっきりと大きく捉え。

星空

ゆうさん、まみさんのカメラは天の川までなんとなく伝わる。

でね、

張り切って見せちゃうマイカメラの星空ーっ!

暗黒

・・・・・・。

しょぼっ。

ただの闇・・・。ダークサイドに引き込まれそうな感じ。

いつか行きたい宇宙が、遠い・・・。

そんなカメラを愛用して頑張って旅をしてる俺ら。

今度は、いいカメラを持って旅をしたいなあ。ってポツリと呟く。

新年早々これでは悲し過ぎるから、2組の夫婦から写真をいただきました。

星空ありがとう!!

思えば2011年は、ずっと海外に居た。

国を変えて宿を変えて移動を続ける生活が今は、なんだか普通に当たり前になっている。かなり贅沢な事なんだろうけど、その実感が無くなってきている。

家族に、親戚に不幸が、そして日本には震災もあった。帰国しようか悩んだ事もあった。それでも、当初の予定通り旅を続けてきた。理解のある家族、周囲の人達にも感謝をしている。

失った物もきっとあるのだろう。でも、得ている物が遥かに多いと信じている。いつか、家族にも倍返しでお礼をしないとね。

これから始まる2012年のいつかには、旅の終わりが訪れる。

この貴重な時間の一瞬、一瞬を改めて大切にしないとね。

と、言うことで、改めて2011年も大変お世話になりました!!

2012年も何卒よろしくお願い致します。

いいっしょ?こんな年越しも☆

マダガスカルの海辺にたたずむ6人の見上げる先には、少しの間に6回ほど星が流れていった。

流れ星。

今が幸せすぎて、願い事を言う気分でもない。

ただ、感慨深く星空を眺めていた。

ありがとう。

Comment » | 33.マダガスカル

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