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マグロを求めて魚市場へ -ストーン・タウン-

1月 30th, 2012

written by kuro

AM7:30起床。

窓の外を見ると、目の前の道をカゴ付きの自転車が何台も行き来している。

よく見ると、カゴの中にはすでに沢山の魚が入っている自転車も。

ちょっと、起きるの遅かったか・・・?

宿から徒歩3分のフングニ魚市場は、AM7:00から開いている。

慌ててフングニ魚市場に向かってみると、すでに人々でごった返していた。

イワシ、アジ、サワラ、カマス、エイに、カジキ・・・などなど、よくわからない魚も。

入口付近から、左側の段差の上の道にかけて、テーブルとそこに積まれている魚達が並ぶ。

小魚をカゴ一杯に買い込んでいる人達を多く見かけた。

旅行者だと分かっていても、気軽に声をかけてくれる。

しかし、マグロの姿が無い・・・。

他の魚はとりあえず一切無視して、探し回るが見つからない。

魚を売っている人達に何度か聞いてみたが、

「これがTUNA(マグロ)だっ!」って、カツオを見せられたり、ただのサワラの切り身を売られそうになるだけ。

マグロぐらい知ってるって・・・。

ちょっと来るのが遅かったかな。

そう思いながら、魚市場(青空マーケットが中心)を隈なく探し回る。

なかなか見つからない・・・。

もしかして??と思い、海に限りなく近い船の側まで行ってみた。

遠くから見る限り、魚の姿は見えない・・・。

しかし、不自然なほどに人がいる。

頑張って近づいていくと、遂に発見したっ!!

人々の足元に、捕れたてのキハダマグロが転がっている。

キハダマグロ

そして、そこに集まる人々が、マグロを競り落としているのだ。

近くで楽しそうに競りを見学していたおっちゃんがいたので、話しかけてみる。

どうやら、マグロ達は漁師の船が帰ってきたと同時に、そのまま競りにかけられるらしい。

マグロの本数も、競りのタイミングも、その日の漁師次第。

観光客でも競りに参加できるとの事。

10万タンザニアシリング(5000円)もあれば、確実にマグロ一本競り落とせるよ。と教えてくれた。

マグロ一本かあ・・・。

1メートル、20キロを超えるマグロが、たったの5000円。

買ってしまおうか、本気で悩んだ。

うーむ・・・。

しかし、幾らマグロに飢えているとはいえ、たった2人で20キロも食える訳が無い。

食べ終わるのに、何日かかるんだろう?

マグロが嫌いになるのでは?

そこまでの状況は、望んでいない。

結論の出ぬまま、立ち尽くして競りを見学する2人。

「帰ってくる漁師の船が、そろそろ無くなるよ。」って、おっちゃんが教えてくれた。

ご馳走を目の前にして、このまま引き下がる訳にはいかない。

マグロを意地でも食べるという決心は固い!!

こうなったら、競り落とした人に交渉するしかない。

競りはまだ続いている・・・。

ちょうど誰かに交渉するしかないと決心をしていた頃、目の前でほんの少し小振りのマグロを競り落とした人がいる。

1メートルぐらい、20キロぐらいのキハダマグロを、7万5千タンザニアシリング(3750円)にて。

すかさず駆けより、少し譲ってくれないかと話を持ちかけてみる。

幸いマグロを競り落とした男は、英語もしゃべれたので話がすんなりと進んだ。

そして意外にも、あっさりと、

「半身を4万タンザニアシリング(2000円)でどうだっ?」と好条件での申し出をしてくれた。

競りの手間などを考えれば、十分すぎるフェアな価格。

もっと小さい切り身で交渉する事も可能だったのかもしれないが、すんなりと大トロの部分や、大好きなカマの部分を売ってくれるとは思えない。

ってことで・・・

ちょっと、やりすぎた感もあるが・・・

キハダマグロの半身をゲットっ!!

10キロぐらいかな・・・。

これで欲も満たされるだろう。

マグロは、捕ってきた漁師がさばいてくれる。

解体ショー

思い切って買ってしまったが、やっぱり結構でかい・・・。

キハダマグロの特徴的な黄色い背びれが無くなると、なんだか他の魚みたい。

キハダマグロ

どうやって、半分に分けてくれるのだろうと思って、見ていると・・・

尾びれから、頭まできれいに真っ二つ!!

豪快。。。

半分は俺らの

そして、俺らの好みの大きさまで切ってくれる。

好みの大きさに

なかなかおもしろい買い物だよね。

目の前で解体ショーを繰り広げるマグロの半身は、間違いなく俺らのモノ。

解体後は、袋にいれてくれる。もちろん頭もカマも、望むならば尻尾も。

・・・

ウキウキしながら、宿に戻っていく。

しかし、重い袋をぶら下げて帰ったおれらに、予想外の大きなトラブル。

昨日まで付いていた冷蔵庫の電源が消されており、冷蔵庫の温度が常温になっていた・・・。

この暑いアフリカで、これは致命傷か!?

慌てて電源を入れて、とりあえず袋ごと入れて置く。

しばらく経って冷蔵庫が冷え始めた頃、改めて切り身ごとに保存する。

マグロの頭に、マグロのカマ。

頭とカマ

一つの切り身だけ細かくしてもらった。

他に大きな切り身が、7切れ。

かなりの量

おかげ様で、当初の目的通り、マグロを死ぬほど食べることができそう。

それにしても、新鮮なキハダマグロの目はきれい。

キハダマグロの目

一つの生命を大事に、有り難くおいしくいただきます。

まずは、もちろん刺身でしょっ。

うん。まあまあおいしい。

けど、キハダマグロの身は、脂が少な目で少しあっさりしているから、ちょっと物足りない感じ。

更に、悲しい事に、すぐに冷たく保存できなかった為に、ほんの少し臭みを感じてしまう。ショック・・・。

なので、すぐに漬けに変更。

漬け

そしたら、かなり旨いーっ!!

もちろん、ワサビ、キッコーマンの醤油、それからおいしいお米も用意済み。

お米は、ムベヤ米というのがおススメとの事。

現地でセンス抜群のお店を開いているサチコさんから教えてもらった。

ザンジバル島で現地の旦那様との間に生まれた子供が、メチャクチャ可愛いかった。

なんでも、周りの住人がみんなで子供をかまってくれるので、日本で育てるより安心で楽かもしれないと言っていた。

考えさせられます・・・。

キハダマグロの大トロ部分は、脂がのっていてすごくおいしい。

けど、少しの臭みを考慮して悔しいけど漬けへ。

大トロ

贅沢だねえ。

大トロの部位は、ちょっと少な目だったかな。

即席で作ったスープ。

キハダマグロの赤身と、少量のチキンブイヨン、生姜、万能ネギ、醤油だけの、すまし汁。

マグロのすまし汁

最高っ!!

そうそう、生姜に、万能ネギは、タクシーを走らせて、現地のマーケットでわざわざ購入した。

何故なら、ネギトロを作る為に。

マグロを2切れも使い、叩いて、生姜、ネギ、更にマヨネーズと合わせて、全体が馴染む様にまた叩く。

30センチ以上もあるお皿に、これでもかってほど敷き詰めて冷蔵庫に。

2時間ほど待ち、マヨネーズの味が消えてマグロと一体化していたら完成。

ネギトロ

マヨネーズは、バイトしていた鮨屋で習ったちょっとした裏技。

あっさり味の赤身を、まるで中トロ以上の旨みと脂がのった状態に、変身させる事ができる。

一度、赤身を買ってきてお試しあれ。ビックリするからっ。

そして、夜ご飯は大盛りのネギトロ丼。

ネギトロ丼

臭みも全く無く、ネギトロの脂もちょうどいい。

完璧っ!! 旨すぎっ!!

お腹一杯食べても、まだまだ残っているネギトロ。。

明日は、朝からネギトロ丼。

こうして、最高のマグロ生活がスタートした。

マグロを半身も買う・・・って、

人生で最初で最後かな?

海外ならではの、贅沢で楽しい買い物☆

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