遂に、アジアへ。 -カトマンズ-
written by kuro
遂に、アジアへ。
物価も更に安くなるのだろう。
食事に困る事も、きっと無くなるのだろう。
俺らの合言葉は、「いつでも来れるだろっ。」
だから更に俺らの旅は、マイペース&スローペースに進んでいくはず。
この旅が始まる前に、すでにそれぞれが訪問している国も多いアジア。
どちらかが行った経験があり、今更そんなに楽しめなそうな場所にはたぶん行かない。
行って見てすごく気に入った国があれば、長く居続けるだろう。
そして2人ともが満足したら、「いつ日本に帰ってもいいかな。」って思っている。
そんな、お気楽なアジア旅のスタート。
・・・
ドバイから、一気にカトマンズまで飛行機で4時間。
辺りは暗くなっていたので、空港からタクシーを利用する。
客引きは、タメル地区まで300ネパールルピー(300円)で行けるとか、300ネパールルピーなら宿代も込みでいけるとか、タクシー代は100ネパールルピー(100円)だとか・・・。
なんだか、コロコロ言ってる事も変わっていく適当っぷりが面倒に感じた。
それじゃ、タクシー代は100ネパールルピーで。って事で、とりあえず乗り込む。
乗っているタクシーから見る最初の印象。
暗闇の中、ライトに照らし出される人の数が多い。
バイクも、車もやたらとクラクションを鳴らす。
そんなに効果があるとは思えない、クラクションの無駄な音がそこら中で鳴り響く。
「あー、アジアに来たんだ。。」そう、実感した。
「夜、歩いていても、危険ではないか??」普通に聞いた質問。
「全然、危なくないよ。」とタクシードライバー。
アフリカ大陸に居たクセが、残っている。
普通に人通りを歩いていて、パワフルな強盗に遭う可能性はほとんど無いか・・・。
立ち寄ってもらったATMは、お金が入っていないとかの理由で4か所で卸す事ができなかった。
ようやく、お金を卸してホステルへ。
夜ご飯は、いきなり日本語をしゃべるホテルのスタッフと、日本食のレストランへ。
すき焼き、かつ丼。
聞いてはいたが、普通においしくてビックリした。
次の日も別のレストランで、ナス味噌炒め定食、きつねうどん。
日本食への欲望を、ここで思う存分に叶えていく。
カトマンズには、日本食のレストランが溢れていた。
「いらっしゃいませ。」
「お茶どうぞ。」と、日本語をしゃべるスタッフ。
種類豊富な定食、丼ぶり、麺類が、200ルピー(200円)~300ルピー(300円)で食べられる。
温かくない白飯がでてきたりと、もちろん質は少し劣るが、全然おいしく許せる範囲の味。
更に、大好きな韓国料理のレストランも街中に溢れており、辛ラーメン、ノグリラーメンなら150円~200円ぐらい。
プルコギ、サムギョプサルでも400円ぐらいで食べる事ができる。
どうやら、食事には全く困る事は無さそうだよ。
困った事と言えば、それは停電。
ネパールは、慢性的な電力不足らしく、ほとんど毎日のように計画停電が行われている。
1日に朝昼で4~6時間。夕方夜に更に4~6時間の停電。
地域ごとに、曜日による計画停電の時間が決められているので、宿のスタッフとかに聞いておいたほうがいい。
時間を把握して、慣れてくればそんなに大きな問題では無いんだけどね。
パソコンの充電が無くなってしまうとか、
洋画がいつも英語で流れているから、停電で見れなくなると物足りなく感じるぐらい。
それでも、時間も把握できずに、いきなり停電する場所よりかは遥かに良い。
他には、カトマンズの埃っぽい空気と、うるさい車のクラクションがあまり好きではない。
まあ、そういう場所。
カトマンズの事情ではない、俺らの事を一つ。
ここに来て、重宝していた洗濯桶が壊れてしまった・・・。
南米で100円ぐらいで購入した、2代目の浅く広い洗濯桶。
ちょうどバックパックの中で、プロテクターの代わりにもなっていた愛用品。
日々、気が向いたらそれぞれが自分の物を洗濯するという感じで旅を続けてきた。(面倒な時は、ランドりーサービス)
かなり使いやすかったんだよね。
似たような形の桶が、ネパールでも見つかるといいんだけど。
・・・
「明日は、何を食べようか?」
そんな会話が、しばらく続きそうなカトマンズ生活。