Archive for 3月 14th, 2012


有名な寺院を3つ -カトマンズ-

3月 14th, 2012

written by kuro

風邪を引いていたのもあるけど、ちょいとのんびりし過ぎたカトマンズ。

ポカラへ行く前に、大きな寺院を3つばかり見に行ってみよう。

形も面白いし、見てみたかったんだよね。

バスとかでも行けるみたいだけど、面倒だからタクシーで行ってしまおうっ!!

そんで、

*一つ目*

ボダナート(Boudhanath)

ネパール最大のストゥーパ(仏塔)を持つ、仏教寺院。

入場料 150ネパールルピー(150円)

タクシーでタメル地区から200ネパールルピー(200円)で向かったのだが、小さな地図を見ながらタクシーに行先を伝えて、Chabahilという所に間違えて降りるという間抜けなスタート。

Chabahilから、その辺の人に聞きながら10分以上歩きやっと到着。

ネパールの仏教寺院って、こんなん。

Boudhanath

神聖な場所だから、こんな遊び半分の観光客で申し訳ないんだけど、形が愛嬌たっぶりでおもしろい。

顔があって、目が印象的だから、本当に心を持っていたり、行為を全て見透かされているんじゃないかと思ってしまう。

「おおっ、すげえっ。。」って一人はしゃいでいたら・・・

カヨの視線は、別の所に釘づけになっている。

「瀬戸内寂聴さんだっ!!」

・・・。

「ふーん、誰だそれ?」と俺。

「知らないの?」

「ただの、そこら辺にいる坊さんじゃねーのか。」

と、会話が終わりかけたが・・・。

「やっぱり、そうだよ。」とカヨ。

瀬戸内寂聴さん?

そもそもあの人達は、本当に日本人なのかい。

って思っていたら、普通に日本語が聞こえてきた。

後で、ネットで調べてみたら、瀬戸内寂聴・・・。

確かに、テレビで見た顔だな。

それと、写真を比べると・・・

「・・・っぽいっ!!」

天台宗っていう仏教の尼僧なら、有り得る・・・。

話しかけていないので、確信はありません。

カヨがネットの写真で検証した結果、耳たぶの形がちょっと違う気がするとか。

真相は、如何に?

話と興味は、大幅に逸れたけど、またボダナート見物に戻る。

Boudhanath

カラフルな旗には、全てお経が書かれているらしい。

Boudhanath

気になったのは、大きな鐘と、連なる鐘。

Boudhanath

参拝者、巡礼者のほとんどがこの鐘を回してから、メインの仏塔に向かって行く。

なんなんだろう?と、後で聞いてみたら、

鐘を回す事が、お経を読み上げるのと同じ役割になっているとの事。

鐘にもお経が書いてあるって事なのかな。ちなみに、音が鳴る訳ではない。

鐘って呼ぶのもおかしいのかな。

参拝者が多いと、後から後から訪れる彼らによって、ずっと鐘が回り続けているような感じになっていた。

これならお経を読めない子供にでも、可能な参拝になるよね。

まあ、子供達からすれば、鳩と遊んでいる方が楽しいのは言うまでもないけど。

Boudhanath

しかしこのボダナートという仏教寺院で凄いのは、顔のある仏塔が本当に大きいと言う事。

周りはカフェや、レストランの入っている建物に囲まれていて、カフェの屋上から眺めて見れば、その大きさを改めて実感できる。

Boudhanath

テーマパークの、何かのアトラクションなんじゃないかと思ってしまうほど・・・。

いえいえ、すごく神聖な場所です。

元々、自然のエネルギーが溢れていた場所に建てられた聖地らしい。

エネルギーを得られた感じはしなかったけれど、ネパールの仏教寺院の初めて見るおもしろい形と、その大きさにかなり満足していた。

ネパールの寺院巡りは、かなり興味深いのでは?と思い始めた2人が次に向かった先は・・・

*二つ目*

パシュパティナート(Pashupatinath)

ガンジス川の支流である聖なる川、バグマティ川が流れている。

ネパール最大のヒンドゥー教寺院、4大シヴァ寺院の一つでもある。

入場料 500ネパールルピー(500円)は、「高っ!」って思ったけど、かなり見る価値がある寺院だと思えた。

真っ直ぐにパシュパティナート寺院のある方角に向かって、歩いて行くと立派な門に出くわす。

入ろうとすると、

Pashupatinath

普通に止められた・・・。ヒンドゥー教の信者しか入場はできないと言う。

すでに、高い入場券買っているし、寺院が見たいだけと伝えると、「すぐ上に行っても見れるし、裏手の川を越えれば高台からも見れるよ。」

って言われたので、すぐ上に登って行くと・・・

Pashupatinath

確かに近くで見る事はできるけど、普通に鉄条網・・・。

「何やってんの?こっちに決まってんじゃん。」、とサル。。

サル

裏手で川を越えて高台に登って行くと、寺院を見渡せるベンチが並ぶ場所に到着した。

それにしても、ひどい俺の恰好・・・。

サルを撮るおれ

暑いアフリカ、中東から来たので、長ズボンはバックパックの奥の底にある。

ユニクロのハーブパンツに、ユニクロのフリース、ユニクロのダウンジャケットで、身を固めている。暑いんだか、寒いんだかわかりにくい恰好。

軽量だし速乾のアイテムが多いから、旅ではユニクログッズが本当に重宝しているんだよ。

そして上から眺める、パシュパティナート寺院。

Pashupatinath

かなり立派な建物なのだが、それ以上に視線を奪われてしまうのが、聖なる川とその火葬場。

寺院近くの上流は、身分の高い人、お金持ちの人が火葬される場所。

写真の中でも火葬の為の儀式が、実は行われている。

ヒンズー教は、火葬によってのみ死者は天に昇って行くという考え。

日本でも火葬されることが多いが、ヒンズー教のように川の水で死者を清め、人前で火葬される事はまず無いだろう。

生と死に対する、文化、風習、宗教の違いを此処に垣間見れた気がして、2人ともしばらくの間、無言で見つめていた。

それほどに、ただ衝撃的な映像に感じた。

いつの間にか、日本での葬式の事を思い浮かべていたりもしていた。

親族や親しい友人などでしか、故人の別れを最後まで見守る事ができない日本での葬儀。

ここでは見知らぬ人々も、静かに感慨深そうに見守り続けている。

俺が死者だったら?

俺が大切な家族を見送っている側ならば?

どう思うのか自問をしてみたりするが、答えが出る訳がない。

ここにあるのは、文化、宗教、風習の違いでしかないはず。

衝撃を受けて佇んでいた2人だったが、夕暮れ前には帰る事にした。

最後にパシュパティナートをぐるっと周ってから。

Pashupatinath

手招きしていたおっさんは、ヒンズー教を深く信仰しているというより、

おっさん

上手く利用しているだけだったような・・・。

写真を撮らせてお金をもらう、写真を撮って知らん顔で立ち去ろうとする観光客に、金払えと叫んでいたし。

一方で、無料で愛くるしい姿を披露してくれていたサルの親子。

サル

心が温まります。

聖なる川の下流。

Pashupatinath

ここが、庶民の火葬場。

説明したいという学生のガイドに、少しお金を払ってどういう場所なのかを詳しく聞いてみても良かったのかもしれない。

それほどに、深い場所だった。

その翌日に向かったのは、

*三つ目*

スワヤンブナート(Swayambhunath)

ネパール最古の仏教寺院

入場料 150ネパールルピー

ダルバール広場の屋上のカフェからも見えていた寺院。

ここにもタメル地区からタクシーで、200ネパールルピー払って行ってきた。

Swayambhunath

ここも紹介した2つとは、また異なる空間で一見の価値がある。

最古の寺院に相応しく、祈りを捧げながら参道を登り続ける人も見かけた。

Swayambhunath

寺院へと続く道は、急な階段へと変わって行く。

そして、ストゥーパ(仏塔)が現れる。

Swayambhunath

ここでも、描かれている目は、ちゃんと心を持っているように見えてしまう。

一体、何なのかと調べてみると、

【ブッダの目】と呼ばれるものらしい。

東西南北を彼が見つめ、世界を照らしている。

Swayambhunath

そして、丘の上から見渡す事ができる、カトマンズ盆地。

カトマンズ盆地

ネパールの暮らしの中心がここにある。

それを見守るスワヤンプナートのブッダの目。

スワヤンプナートを含めて見て来た寺院は、俺らがお参りに行く日本のお寺や神社よりも遥かに、カトマンズの民衆にとって大切な建物なのだろう。

毎日のように、参拝に行くっていう感覚は俺には無いし。

そんなカトマンズ盆地の3つの寺院。

他にも有名な寺院はあるのだが、俺らが足を運んだこの3つの寺院は、どれも異なる雰囲気を持ち興味深い寺院ばかりだった。

個人的には、やっぱりパシュパティナートが印象的だったかな。

初めて見る海外の火葬場。

その姿に大きな衝撃を受け、考えさせられた。

Pashupatinath

常に死者を天に送り続けている、神聖な場所。

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