ライステラスを見たくて・・・ -ウブド-

written by kuro

バリ島の日本語フリーペーパーに、田植えされた黄緑色の稲が、何段にも連なっているライステラスの広告が載っていた。

たまには足を延ばそうと思い、行ってみる事に。

どうやら、Tegalalangという場所にあるみたい。

ウブドのハノマン通りから歩いて、30分ぐらいで行けるもんだと勝手に思っていたのだが。

いつものように、モリモリと豪華な朝食を宿で取りながら、スタッフのプドゥにライステラスの話をしてみると・・・

「歩いてはいけないよ。知り合いに安く行けるように手配してあげる。」との事。

ふーん、ちょっと遠いのか・・・。完全に、下調べ不足。

少し経って戻って来たプドゥ。

ライステラスまでの、タクシー往復&見学中の待ち時間込みで18万ルピア(1540円)でどうかと?

うーん、ちょっと高いか・・・。俺らは、とりあえず片道だけでいいかも。

そんな事を伝えると、親切なプドゥ・・・

「片道なら、バイクで一人ずつ送ってあげるよ。」ってさ。

マジ? それならプドゥにお願いして、お金をそれなりに払えばいいかな。

そんな俺らのわがままな依頼を嫌な顔一つせずに引き受け、一人ずつバイクで送ってくれる事に。

「ほいじゃ、お先にーっ!」まずは、俺からね。

バイクで走って20分ぐらい、目的のライステラスとその景観を眺められるカフェに到着。

ラッキーにも、ライステラスが一望できる座敷席みたいなのが、一席だけちょうど空いていた。

おおっ、なかなか面白い景色だね。

ヤシの木と、ライステラス(お米の段々畑)の妙なコラボレーション。

ライステラス

んっ??

しかし、よく見ると稲が植えられていないじゃん・・・。

どうやら、この水田では3毛作(年に3回同じ田んぼを利用)で稲が植えられているとか。

ちょうど、収穫した後らしい・・・。

まっ、細かい事は気にしないでいっか。天気も良くて気持ちいいし!

ぼーっとしながら、カヨの到着を待つ。

ここはライステラスが見えるテラスパディカフェというレストランなのだが、日本人の客がすごく多い。

その客層に対応して、日本語をしゃべれるスタッフも数人いる。

日本人が多いなあ。って思いながら、隣りに座っていた女性と少し英語で話していたのだが、休暇中だという旅のルートを聞いていると・・・

「最後は、日本に戻る。」って。

あれ??

彼女は日本人だった・・・。

お互いが相手の事を日本人だとは思っておらず、英語で話していたというちょっと間抜けな話。

ハハッ、こんな出会いは初めてだな。

あまりに彼女の英語の発音が良すぎて、日本人だとは思わなかった。

笑いながら話している間に、カヨも無事に到着。

素敵な一人旅をしている彼女と、また少し話を3人でしながらライステラスを眺めていた。

そうそう、こんな所までいい歳の夫婦を順番に2往復して送り届けてくれたプドゥは、最後まで「お金は気持ちでいいよ。」と笑顔を絶やさない。

なんだか面倒なお願いを聞いてもらっちゃったな。とりあえず、5万ルピア(430円)ほど手渡した。

英語で話し合った彼女は、ガイドと一緒に次のポイントに移動するというのでここでお別れ。

俺らは、もう少しのんびりして行く。

こんな感じのお座敷の目の前に、ライステラスが広がっている。

テラスパディカフェ

そりゃあ、気分は良いよ。

テラスに黄緑色の稲か、せめて収穫前の小麦色の稲穂が実っていたら、更にきれいだっただろうけどね。

食事もして、更にまったりしながら時間を過ごす。

かなり満足した後、ようやくライステラスを散歩。

ガイドをしてくれるというちびっ子達には、申し訳ないけどお断りして2人でのんびり歩いて下って行く。

テラスを下りて行くと一番下には水路があり、周りには稲が無くともきれいなシダ植物で覆われている。

ライステラス

近くから本命のライステラスを覗いて見ると、見事に土にきれいな水が張っているだけ。

稲の姿は無く、おたまじゃくしが元気に泳いでいた。

ライステラス

唯一、一区画だけ新しい稲が植えられていた水田を発見。

ライステラス

どうやら、これからちょうど新しい稲を植えていくタイミングだったみたい。

一週間ぐらい遅くにやって来ていたら、もしかしたら植え立ての稲のきれいに並べられたライステラスを見れたかもね。

でも、このバリ島ならではの段々になった水田を垣間見る事ができて、意外に満足している俺ら。

きれいない稲の風景は、日本の専売特許だと思っていたのだが、どうやらそうでも無かったみたい。世界は広いよ。

後は笑えるぐらいの話ではあるのだが、この有名なライステラスで歩いていると何かにつけてお金を要求してくる。

こんな看板と子供が笑顔で要求してきたらねえ・・・、ちょっとずるい。

ライステラスの子供達

小銭だけを手渡してあげたら、満足そうな顔して写真も撮らせてくれたから可愛いもんだけど。

こっちは、ちょいと嫌な感じ・・・。

笑顔で話しかけて来たと思ったら、この看板を指差して通るなら43円払ってくれと。。

ライステラスの住人

ほいじゃあ、この先には行かないよって、引き返そうとすると最後まで睨まれた・・・。

あんた、カフェからすでにお金もらっているはずでしょ。

笑顔で近寄り話をして、お金を請求して貰えなかったら態度を急変する、なんだかいけ好かないかな。

カフェの方に上って戻って行くと、また子供達が近寄って来てポストカードを見せて売ってくれようとする。

買うつもりは無かったんだけど、

子供のセリフが、「One buy yaaーー?」(一個、買ってやーー?)

「One buy yaaーー?」って、なんだか笑っちゃいけないけど面白かったり。

yaaーー って一体、何という意味だったのかな。

インドネシア語のPlease (お願い)とかと同じ意味?

子供が駄々こねて、「買ってよー、買ってよー、」って言っているみたい・・・。

セクシーな上目使いと体を斜めにポーズを取って、「あなたは、買うべきよ。」って言い放った色っぽい10歳ぐらいの子供もいたっけ・・・。

その歳で一丁前に物売りをしているんだから、大したもんだよ。

ポストカードはいらなかったから、買わなかったけど。

そろそろウブドに帰ろうと思い、ライステラス周辺でタクシーを探し始めたのだが、流石に日本人が多い観光ポイントだけあって・・・

みんなウブドまで、片道20万ルピア(1700円)だとか平気でぼったくって来る。

この場所でタクシーを探しても高い料金しか提示して来ない事を悟った俺らは、運動がてらにウブドに向かって歩いて見る事に決めた。

その途中では、木彫りや金属細工の卸売りみたいな店を何軒も何軒も見かけた。

Tegalalang

不自然な黄色さのヒヨコが、道路で立ち往生しているのを見てすぐに近所のおばさんが確保して俺らに見せてくれた。

2人でノコノコと、ウブドへ続く一本道を歩き続けて行く。

最初は気分よく歩いていたんだけどね、1時間弱も歩くとバイクと車が行き交う道にだんだんと嫌気がさし始める。

結局、途中で声をかけてきたおじさんに6万ルピア(510円)でウブドまで送ってもらう事に。

ウブドへと続く一本道から外れた、小さな道の周りには稲がきれいに植えられた水田が並んでいた。

段差のない平坦な田んぼだったから、まるで日本に有りがちな風景ではあったけど、興味津々に裸足で田んぼに入ってみる白人の姿も見かけた・・・。

改めて水田という美しい場所の存在を、少し見直せた気がした。

大好きなお米が採れる場所だもんね。

そう言えば、段々になっている水田って日本にもあったりするのかな?

帰国したら、ゆっくり田舎にでも行ってみようか。

ライステラス

Category: 43.インドネシア Comment »

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