クジラ&ペンギン -ケープ半島-

written by kuro

見れないかなあ。。

見つめる先は

見つめる先は、大西洋の海。

海

現れるのは、6月~1月ぐらいまで。

ピークは、8月~11月。

流石に今は、無理か・・・。

それでも、ひたすら目を凝らす。

ここは、GORDON’S BAYという場所。

もっと長居したかったワインの町、ステレンボッシュから20キロぐらい南下してきた所。

碇のマークとGBの文字が、山の中腹に表示されている。

GB

ここGORDON’S BAYから、更に南下して東に行ったHERMANUSという町にかけては、なんとホエールウォッチングができる。

その時期になると、クジラが交尾&出産を行うという、なんとも素敵な有名な場所なのだ。

本当は、クジラ館もあるHERMANUS(ハマナス)まで、行って見たかったのだが時期でもないし遠いので、一番近くのGORDON’S BAYまで来たって訳。

車で走っていると・・・

こんなんが見えんの。

クジラのマーク

クジラ観察のポイントは、ここです。

みたいな表示。誰でも、テンション上がるよね・・・。

もちろん、陸からもクジラが見える事も良くあるんだって。

車で普通に、前を見て運転していると、いきなりクジラが現れたら・・・。

ちょっと事故りそうだけど、なんて最高な場所なんだろう。

走っていると

それもここでは、ただの日常の一部なのだろう。

車を走らせていると、現地の人が海岸沿いでバーベキューをする姿を、何度も見かけた。

BBQしながら、ビールを飲んでワイワイしていると、

クジラが現れるっ!!想像するだけで、ワクワクする。

おれも、やってみたい・・・。

そんな日常がここにある。

考えれば、考えるほど、ある考えに辿り着く。

「暮らしてみたいっ。」

本気で思ったよ。

HERMANUSとか、GORDON’S BAYとかに別荘とか持てないかなあ・・・。

ケープタウンから、毎週末バーベキューしに来てもいいか・・・。

とかね。

GB

朝から、夢が膨らむ場所でのドライブだった。

ずっと妄想しながら、昨日も走ってきた大西洋のビーチ沿いの道に差し掛かると少し現実に引き戻される。

内陸側には、昨日も目にしたタウンシップ(黒人専用居住区)らしき、トタン屋根造りの家々が立ち並ぶ。

タウンシップ

本当に南アフリカで暮らしてみたいと思うなら、この辺の状況や現実をしっかりと知る必要があるよね。

観光をしていると楽しすぎて、アパルトヘイト(人種隔離政策)があった歴史、今も続く差別の現実を、すぐに忘れてしまうぐらい魅力的な観光地。

今は魅力的な観光地を見て回り、後で南アフリカの裏側を少しでも知る事ができたらいいと思っている。

大西洋の全体的に白のイメージが強く感じるビーチを、横目に見ながらそんな事を考えていた。

ちなみに、この辺りを運転していたのは、カヨ。

ビーチ

安心して任せられるから、おれはのんびり景色をぼーっと眺めている。

やっぱり、素敵な場所だなあ。

すでに、ケープタウン周辺の地域に首ったけ。

ワインに、海に、クジラ・・・。

しばらく、ビーチ沿いを走ると見えて来たサーファー達。

MUIZENBERGという岩場でない安全なサーフポイント。

サーフィン

ちょいと激しそうな海のコンディションだけど、実際はどうなんだろう。

サーフィンもできるのかあ。

更に暮したいポイントが、着実にアップしていく・・・。

いいなあ、ケープタウン。

そういえば、同じホステルにケープタウンで英語留学している日本人に会ったっけ。

おれも、こんな場所だと知っていたなら、ケープタウンに留学してたかもしれない。すごく羨ましく感じた。

まだまだ続くカヨの運転で、ケープ半島を南下して次に向かった場所は、これまた有名な観光地。

SIMON’S TOWN にある、ボルダーズ・ビーチ(Boulders Beach)にやって来た。付近を走っている車の数もそれなりに増えてくる。

ここにいるのは、

Boulders

ケープ・ペンギン(英名:アフリカン・ペンギン)。

ここは有名な、ペンギンの繁殖地。

Boulders

中に入ると、可愛いケープ・ペンギン達の姿が・・・。

いきなり睨んでいる奴、立ったまま寝ている奴。

Boulders

ペンギンって立ったまま、熟睡できるんだっけか?

人口の巣が並んでいて、ペンギンに熱い視線を送る観光客達。

Boulders

橋の下にできている日陰でも、ペンギンが休んでいるので真上からもペンギンをじっくり観察することができる。

真っ白な砂浜と海に点在する大きな岩、大西洋の豊かな海から届く波、そして白と黒のきれいなコントラストを持つケープ・ペンギン達。

素晴らしい景色だね。

Boulders

何を想う?ペンギン君・・・。

Boulders

一人で考え事したい時もあるよな。

おれも、よくあるよ。

こっちでは、いちゃつくペンギンが2匹。

「もう、やめてよ。」みたいな感じか・・・。

Boulders

ペンギンの楽園、ボルダーズ・ビーチ。

何より、この空間がすごく気持ち良かった。

Boulders

ボルダーズ・ビーチのレストランで、遅めのランチにポークリブステーキを食べた後、本日はまだまだ観光地へと車を走らす。

ケープ半島を更に南下して、南アフリカの最大のハイライトとなる場所に到着。

喜望峰自然保護区(Cape of Good Hope Nature Reserve)

入園料は、85ランド(935円)

20分ぐらいドライブして辿り着いたのは、ケープ半島の最南端であるケープポイント。景色の良い上へと歩いて行く。

ケープポイント

そして、上から眺める喜望峰(Cape of Good Hope)。

かのヴァスコ・ダ・ガマが世界一周中に、立ち寄った場所。

インドへの航路を発見し、ポルトガルに希望を与えるという意味で名付けられた。

喜望峰

しかーし、ここに来て急に天気が悪くなってきた・・・。

空には灰色の雲が多い、風が強まり、強めの雨まで降ってきた。

急に、肌寒いぐらいの体感温度へと変化する。

更には、ちょっとケンカしたりもして・・・。

しばし想いにふける予定だった喜望峰(Cape of Good Hope)までの道には行かず・・・。

えーっ、ここまで来たのにー?って感じでしょ。。

そんな気分の時もあるんです。

ケープタウンへの帰りは、今度はケープ半島の西側をドライブして行く。

ビューポイントである、Chapman’s Point。

ビューポイント

以前として、天気が今一つなのですぐに立ち去ってしまった。

それでも、次の景色を見た時は二人ともなんだか感慨深かった。

大西洋の荒波を眺める一人の女性と犬。

大西洋

周りには誰もいない。

贅沢な景色が、一人と一匹だけのもの。

やっぱり、羨ましく感じた。

自然の中で暮らす。しかも、人がそんなに多くない。

洗練された街並みに、ワインランドもある。

選べば、こういう暮らしもできるはずなんだと改めて実感した。

個人的にも、すごく好きな場所になってしまったケープタウン。

お次は、オットセイがいるというHout Bay。

オットセイ

少しだけは見れたが、多くはクルージングで見れるとの事。

今回は、このオットセイで十分。

ケープタウンまで続くケープ半島西側の海沿い。

帰りながら運転をしていると、なんだか天気が良くなってきた。

なんなら夕日でもの眺めて行こうと、Clifton Beachesの少し南ぐらいのビューポイントで一休み。

波間から時々、オットセイが顔を出したりと最後まで飽きる事がないケープ半島。

大西洋

周りには、他にも夕日を眺める人々の姿もあった。

本気でケンカしている黒人の若いカップルが、おれらの車の周りを追いかけあったりして、ちょっと警戒したりもしたが・・・。

夕日と共に、楽しかった今日が終わる。

ケープタウン周辺のドライブが終わってしまう。

夕日

大満足しただろう?という自問に、たった一つの後悔が浮かんでくる。

喜望峰(Cape of Good Hope)には、ちゃんと行けば良かったかな・・・。

その問いかけに、二人とも真剣に悩み出す。

本当は、今日はケープタウンに戻って泊まり、明日のAM10:00までにレンタカーを返す予定だったけど。

もしかして、喜望峰で朝日を見てから、飛ばして帰ればレンタカーの返却時間に間に合うのでは・・・。

喜望峰自然保護区の開門時間が、AM6:00。

喜望峰まで車で15分。

車を降りて喜望峰までの往復所要時間が、1時間。

喜望峰からケープタウンまでの距離が、100キロ強。

普通に安全に走っても、2時間あれば到着できるはず。

ケープタウンに向けてAM7:30までに出発すれば、何とか間に合うのでは。

・・・

喜望峰で朝日を見に行くか?無難にケープタウンに帰るか?

俺らの決断は・・・

もちろん、喜望峰で朝日。

急遽、喜望峰にできるだけ近い場所で宿を探す事に決め、来た道を戻りケープ半島をまた南下する。

ペンギンを見たSIMON’S TOWNの近くで宿を探すが、立派なホテルが多くキャンプサイトや、安宿が見つからない。

近くにマックなどの24時間オープンしているレストランも見当たら無い。

途方に暮れながら、車で周辺をグルグルと走り回っていると、ふと視界に入ってきた動く生き物。

なんと、ペンギン。

道路の側を、お散歩中・・・。

散歩中

過剰反応して見つめる俺らに、振り向くケープペンギン。

なんだか少し元気をもらえた。

こうなったら、車中泊でもいっか??どうせ、朝が早いし・・・。

何度も通り過ぎたきれいなレストランに立ち寄る。

幸いAM1:00までオープンしているし、駐車している車を見張ってくれるセキュリティースタッフまでいる。

夜ご飯を贅沢に食べて、隣のバーでビールを飲んでひたすら時間を潰す。

・・・・・・・

少し酔っぱらって車に戻ると、まだセキュリティースタッフがいたので、

「お酒飲んだから、朝までここで車内に居ていいかい?」と聞いてみたら。

「OK。おれも居るよ。」みたいな事を言ってくれたので、ちょっとチップを多めに手渡した。

快適で広々とした車で、シートを全開に倒して2人とも眠りにつく。

これなら余裕で眠れる。セキュリティーも居るし、たぶん安全だろう。

AM3:00頃だったかな、突然の雨の音で目を覚ます。

・・・・・・。

見渡すとセキュリティスタッフの姿も完全に無かったけど、まあいっかと思いながら、快適な車内でまた眠りにつく。

喜望峰(Cape of Good Hope)、晴れてたらいいな。

そんな思いを胸に、すぐに意識が遠のいて行った。

Category: 35.南アフリカ Comment »

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